猛暑日に「冷たい担々麺が食べたい!」
と思った時、あなたはどこに向かいますか?
実は松屋の中華業態「松軒中華食堂」に、暑い夏にぴったりの冷やし担々麺があるんです。練馬駅から徒歩3分の店舗で実際に体験してきた、リアルな感想をお伝えします。
SNSでもまだほとんど情報がない、知る人ぞ知る隠れメニューの正体とは?

松軒中華食堂とは?松屋が手がける中華業態の基本情報
都内4店舗限定の希少な松屋系中華レストラン
松軒中華食堂は、あの牛丼チェーン「松屋」が運営する中華料理専門店です。現在都内に9店舗(25年8月現在)のみという限定展開で、まだまだ知名度は高くありません。
練馬店は練馬駅から徒歩3分という好立地にあり、2階建ての建物の上階に位置しています。看板を見上げないと見つからない、ちょっとした隠れ家的な存在です。
「松屋の中華って大丈夫なの?」という不安を抱きつつ階段を上がりましたが、店内は清潔感のある中華料理店そのもの。牛丼屋の雰囲気は一切感じません。
タッチパネル注文と居酒屋使いもできるシステム
松屋といえば券売機ですが、松軒中華食堂は完全にタッチパネル注文システムを採用しています。これが実際に使ってみると、かなり便利でした。

席に着くと、目の前にタブレット端末が設置されています。メニューをゆっくり眺めながら、好みに合わせてカスタマイズできるのが最高です。券売機だと後ろの人を気にして急いでしまいますが、ここなら時間をかけて選べます。
さらに驚いたのは、ビールなどのアルコールメニューも充実していること。昼飲みにも対応しており、松屋とは全く異なるコンセプトの店舗だと実感しました。
松軒中華食堂の冷やし担々麺が予想以上に本格的だった3つの理由
担々麺ならではの深いコクと香り
冷たい担々麺なのに、香りが立つ瞬間に驚きました。運ばれてきた瞬間、ゴマの豊かな香りと花椒のスパイシーな匂いが鼻に抜けていきます。

よくある冷やし中華のような淡白さは一切なし。むしろ温かい担々麺を冷たくした、という表現が適切です。ゴマペーストの濃厚さと、コクがしっかりと感じられます。
一口食べた瞬間、「これは本格的だ」と確信しました。コンビニの冷やし担々麺とは格が違う、本格中華の技術を感じる仕上がりです。
意外やの野菜トッピング「レタス」がシャキシャキ食感とサッパリを呼び込んでいい仕事をしています!
痺れる花椒と程よい辛さのバランスが絶妙
テーブルに置かれた花椒(ホアジャオ)を見た瞬間、期待値が一気に上がりました。担々麺好きにとって、花椒の存在は絶対的な安心材料です。

※写真 左のクルクル回すやつが花椒(ホアジャオ)です
実際の辛さレベルは中辛程度。辛いものが苦手な方でも十分楽しめる範囲でした。むしろ花椒の痺れる刺激が心地よく、暑さを忘れさせてくれる清涼感すら感じます。
追い花椒で自分好みの痺れレベルに調整できるのも嬉しいポイント。最初はそのままで味わい、途中から花椒を追加して変化を楽しむのがおすすめです。
実食レビュー!松軒中華食堂冷やし担々麺の味を徹底解説
第一印象から完食まで、味の変化を詳細レポート
運ばれてきた瞬間の第一印象は「見た目が本格的」でした。深みのあるゴマダレの色合い、きれいに盛りつけられた肉みそとレタス、半分の半熟卵、そして何より立ち上る香りに食欲をそそられます。
最初の一口目は、冷たい麺とゴマダレの組み合わせに感動。温かい担々麺とは異なる、爽やかさの中に深いコクを感じる独特の美味しさです。
中盤からは花椒を追加して、痺れと香りの変化を楽しみました。後半になっても味に飽きることなく、最後まで美味しく完食できたのが印象的でした。

麺の太さと食感が冷やし担々麺にベストマッチな理由
使用されている麺は中細麺で、冷やし担々麺には理想的な太さです。細すぎるとゴマダレが絡まず、太すぎると冷たさで硬くなってしまいますが、この中太麺は絶妙なバランス。
麺の表面がわずかにザラザラしており、ゴマダレの絡みが抜群です。一本一本にしっかりとタレが絡んで、最後まで味が均一に楽しめました。
冷たくてもコシがしっかり残っているのも高評価。温かいラーメンの麺とは明らかに違う、冷やし専用の調理法を使っているのかもしれません。
トッピングやセット追加で満足度が倍増する組み合わせ術
基本のトッピングでも十分満足できますが、追加カスタマイズがさらに楽しいです。特におすすめは以下の組み合わせ:
- 大盛(1.5倍)(+100円):ライスの代わりにコスパ良し!
- チャーシュー増し(+300円):食べ応えとタンパク質をプラス
- 味玉追加(+120円):濃厚な黄身が担々麺のゴマダレと絶妙にマッチ



以下、私が頼んだメニューは、「冷やし担々麺」+「大盛」+「味玉(1.5個)」=\1,000 でした


松軒中華食堂冷やし担々麺の気になる辛さレベルと食べ応え
辛いもの苦手でも大丈夫?実際の辛さを正直評価
結論から言うと、辛いものが苦手な方でも挑戦できるレベルです。韓国料理や四川料理の激辛系とは全く異なる、マイルドな辛さに仕上がっています。
辛さの種類としては、唐辛子のピリッとした辛さよりも、花椒の痺れる刺激が中心。この痺れは辛さというより「刺激」で、むしろ暑さを和らげる効果すら感じます。
ただし、追加の花椒を大量にかけると一気に痺れレベルが上がるので、最初は少量から試すのがおすすめ。自分好みの痺れ具合を見つけるのも楽しみの一つです。
ボリューム感と満腹度を男性目線でチェック
普通盛りでも意外とボリュームがあり、女性なら十分満足できる量です。男性の場合は、食べ盛りや大食いの方以外なら普通盛りでも問題ありません。
ただし「ガッツリ食べたい」という男性には、+91円の大盛りがおすすめ。麺量が1.5倍になり、しっかりとした食べ応えを得られます。
担々麺は麺だけでなくゴマダレにも満腹感があるため、思ったより腹持ちが良いのも特徴。ランチタイムに食べれば、夕方まで空腹を感じることはありませんでした。
女性や年配の方にもおすすめできるかの判定
結論:幅広い年齢層におすすめできます。実際に店内を見回すと、20代〜60代まで様々な年齢の方が食事を楽しんでいました。
特に女性客が多かったのが印象的。冷やし担々麺は見た目もきれいで、インスタ映えする要素もあります。辛さも控えめなので、辛いものが苦手な女性でも安心です。
年配の方にとっても、タッチパネルの文字が大きくて見やすく、ゆっくりと注文を選べるのがメリット。店員さんに聞きながら注文することもできるので、機械が苦手な方でも大丈夫です。
松軒中華食堂冷やし担々麺のリアルな口コミと注意点
「期待以上に美味しい」という高評価の理由
「松屋の中華なんて…」という先入観を完全に覆すクオリティが、高評価の最大の理由です。実際に食べてみると、街の中華料理店と遜色ない本格的な味に驚かされます。
特に評価が高いポイントは以下の3つ:
- 香りの豊かさ:冷たいのに香りがしっかり立つ技術力
- 価格とのバランス:この品質で破格のコスパ
- カスタマイズの自由度:自分好みに調整できる楽しさ
SNS上ではまだ情報が少ないものの、実際に食べた人の満足度は非常に高いようです。「隠れた名品」という表現がぴったりの一品です。
食べる前に知っておきたい注意点とコツ
いくつか知っておくべき注意点とコツがあります:
【注意点】
- 冷やし担々麺は夏季限定メニューの可能性があります
- 店舗によってはメニューが異なる場合があります
- 混雑時は提供まで15分程度かかることがあります
【美味しく食べるコツ】
- 最初はそのままで味わい、途中から花椒を追加して変化を楽しむ
- 麺とタレをしっかり混ぜてから食べる
- 味玉を追加する場合は、黄身を麺に絡めるタイミングを工夫する
【タッチパネル操作のコツ】
- メニューをじっくり眺めてから注文を確定する
- トッピングの追加は後から変更できないので慎重に
- 大盛りにするかどうかは、普段の食事量と相談して決める
また、居酒屋使いできる環境なので、夜に餃子とビールで一杯やりに来るのも良さそうです。昼は麺類、夜は飲み会という使い分けができる貴重な店舗と言えるでしょう。
個室感のある空間で、自分のペースで食事を楽しめるのも再訪したくなる理由の一つ。忙しい日常の中で、ゆっくりと食事に集中できる時間は貴重です。
まとめ:松軒中華食堂の冷やし担々麺は夏の新定番になる予感
猛暑の中で偶然見つけた松軒中華食堂の冷やし担々麺。正直、期待値はそれほど高くありませんでしたが、食べてみると予想を大きく上回る美味しさでした。
特に印象的だったのは:
- 本格的な香りと深いコクを持つゴマダレ
- 自分好みに調整できる花椒の痺れ
- コストパフォーマンス
- ゆっくり注文を選べるタッチパネルシステム
「松屋の中華なんて…」という先入観をお持ちの方にこそ、一度試していただきたい隠れた名品です。
暑い夏に冷たい担々麺が食べたくなったら、松軒中華食堂を思い出してください。きっと新しい夏の定番メニューとなるはずです。
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